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コシナ=フォクトレンダーベッサR2

とうとう使えるまでになったコシナのMボディ

今回は手軽なMマウントボディとして最近発売された「コシナ=フォクトレンダー・ベッサR2」を概観してみよう。
ベッサTの発売以来、出る出ると云ってなかなか出なかったMマウントのRFボディがようやく出た。ただし供給はまだままならず、どこでもいつでも買えるという状況はなっていない(2002/6/20現在)。今回の一斉販売である、R2、50mmF2.5−28mmF3.5その他の供給も遅れがちである。コシナも意欲的な開発をしているためやむおえないと言えるが、ライカのような「横綱相撲」に見えなくもない。それだけコシナ=フォクトレンダーの製品はユーザーの間に定着したのだろう(たとえ遅れても待てる・・・)。
さて発表と同時に注文だけは入れておいたR2は発売日の2−3日後と案外早くにやってきた。店でたった1台ではあるが幸運だった。ところが開けて点検したとたん不具合を発見した。ブライトフレームが右に傾いていたのである。
すぐさま交換となったが、次のボディが来るまで1ヶ月近く待った。一眼レフ用のレンズも含めて相当に生産に追われているのだろう(余談ながら私もウルトロン40mmF2Aiを買った)。2台目のボディは今度はメーターが動作不良でダイオードが点灯しないことがあり、別のボディとなる。これには問題が無かったが、ここで言える問題は、今までもベッサL−R−T−R2と買ってきたが、今回3台の内2台にマイナーとはいえトラブルが発生したことである。
機能満載ではなく、価格が低く扱い易いのがコシナ=フォクトレンダーボディの良い点なので、品質管理にはもう少し踏み込んで欲しいと感じた。これまですべてのコシナ=フォクトレンダーのボディ/Lレンズを購入してきて、こんなことはなかったので尚更である。ユーザーとしては少しぐらい待っても「品質」を買いたいものである。すでに単に「安いカメラ」ではなくなっている。比較的RF初心者の多いであろうカメラだけに、そして一定の評価の固定されてきた現状だけに責任を感じて欲しいものである。さて小言はこのぐらいにしてカメラに触れてみよう。ベッサRとの比較も交えて語ろうと思う。

基本的な取り扱い/仕様は各雑誌に書かれているので詳しくは書かないが、とりあえず使ってみた印象を述べてみる。
写真のとおり私はカメラバランスのためにあえてトリガーワインダーを着けている。サイズは135.5X81X33.5mm(幅・高・厚)425gでM6(138X77X38mm 560g)と比べて大きさは変わらないが、重さにかなりの差があり各Mレンズを着けたときのバランスが悪いのである。トリガー巻き上げ自体は「遊び」の範囲の話だろうが、ホールディング感は随分向上した。それでもベッサRと比べると基本的に同じボディなので大きさはほとんど同等だが、総金属製となったため30g重い。これも持った感じではもっと重くなったと感じたが、軽金属中心のため案外重量の増加は少ない。このボディを持ったときの感触はなかなかのもので、まずボディ本体の塗装(にしか見えない=本当はこれも黒メッキに表面処理を施したものだろうが)がニコンF100等の最近のカメラにも導入されているシボの浮いたものである。私の持っている昔のプラウベルマキナ67も不思議と同じ仕上げだ。見た目の高級感とは別にこのザラザラした手触りも捨てがたい。単なる意匠を越えた意味のある仕上げと思われる。そして合成ゴムの貼り革の質も厚みも変わった。ベッサL−Rのものより手触りに粘りを感じ、厚く軟らかくなっているのが分かる。Rとそれ以前のラバーはサラリとした手触りで、それも悪くないのだが、ボディ本体との密着が悪く浮いてきやすい性質を持っていた。裏蓋もRの全面滑り止めのゴム製と異なり、マグネシウム合金製の蓋に先般の塗装、右手でホールドする部分のみやはり前記の厚手のシボの荒めのゴム製で感触は著しく改善された。全体的な機構やサイズなどはほとんど変わらないのにまるで別のカメラになったようだ。話は飛ぶが、ここでもMライカの良さは再確認された。要するに感触の良さ、バランスの良さが1954年以来(つまり最初から)用意されていたのである。その後M7に至るまで確かに種々のコストダウンもなされたが「持ち心地」は維持されているだろう。人間の手は高度な測定機器を凌ぐほど微妙な触感の差を感じ取れるものなのである。

さて話を戻そう。更に外から眺めてみる。まず「BESSA R2」の書体がR2の部分だけ異なっている。今まではBESSAとRが同じ書体だったのだが、今度はR2だけが少し細めの書体になっている。これも悪くない。どうでもいいような事だがデザインは大切だと思う。そして字のペイントも下地が変わったからだろうが、より厚塗りになっている。次にレンズマウント部のエプロンが変わった。Mレンズ用のロックボタンとカラーが追加されたことは当然だが、マウント径が大きくなったためエプロン部が上のトップカバーに丸くはみだしたことである。細かなことになるが、レンズのピントレバーの逃げの部分が長くなった。これは例えばニッコール35mmF2.5L(私の所有レンズではこれのみ)などピントレバーの位置がマウント寄りの場合Rの逃げでは足りないことがあったことへの改良であろう。ボディ前面ではあとセルフタイマーが省略された。不必要・コストダウンの両方が理由だろう。
ボディ上面を見るとデザインはRと同じと言っていい。私のベッサは両方とも黒なので、これで比べると巻き上げレバーが白から黒に変わったことぐらいだろう。細かく見るとシャッターダイアルが金属製になり、文字も彫り込んでいる(Rは印刷)ことや巻き戻しクランクのつまみ部分が黒いプラスチックから金属製になったこと、フィルム面マークがRではプラスチックカバーに型で浮かせていたのに対して金属カバーに白塗装に変わったことなどがある。いずれも高級感を出す小道具で特に機能の向上はなさそうである(Rも別注で各部を金属部品に換えてくれる)。なおボディ下面はトリガーワインダーとの連結用のダイアルがある。ベッサTと同じだが、発売直後には装着時トリガーとレバーで両方使えるはずが、時としてスムーズに作動しないことが見られ、その点は改良されたようである。

さてそろそろ使ってみよう。まず巻き戻しクランクを上に持ち上げて引くと裏蓋がポンと開く。何のロックもなく少し不安に感じるかも知れないが、クランクが奥に畳まれているため問題はないだろう。フィルムを装填するのもベーシックな仕組みで何一つ分かりにくいことはない。巻き上げ軸のスリットにフィルム先端を差し込み、フィルムを巻き上げ送りギアにパーフォレーションを噛ませ、蓋を閉める。巻き戻しクランクでフィルムの弛みをとり、2カット空シャッター、この時巻き戻しクランクにある赤玉が回るのを確認して完了。迷いはないが、この時代ヘキサーまでとは云わないが、せめてライカぐらいのクイックローディングシステムが導入できないものかと思ってしまう。なぜなら初心者に多い空撮りのリスクは改善されておらず、多少のコストで安全を買いたい人も多いのである。これは昔のキャノネット以来完全に定着したことなのである。
さてフィルムを巻き上げる。見た目はRと同じだが小刻み巻き上げが可能となった。その代わりかどうか分からないが巻き上げトルクは少し重くなった(使用上の問題ほどではないが)。そしてシャッターボタンの押し込み圧も明らかに重くなった。これらは3台触ってみての結果なので個体差などではない。Rが軽すぎたと云うことはなく、少し重すぎるように感じる。
フィルム感度はシャッターダイアルの回りのリングを持ち上げてセットする。このへんも昔から定まったコンベンショナルな方法で違和感は全くない。材質は変わったがシャッターダイアルを回す感触はRと変わらない。シャッター音も「小さくなった」と云う意見もあるが、少なくとも構えて切ったときの音はたいした差はない。高速側で「多少」小さくなったかも知れない。

大きく変わったのが測光である。Rではシャッターチャージしてもしなくても、シャッター半押しで電源が入り、発光ダイオードが+・−と点灯し、真ん中の赤丸が点くと適正となる。約10秒(実測)点灯する。シャッターを切っても10秒間は点きっぱなしで何となく間が抜けていると感じていた。R2ではここが改善され、普通のカメラのようにシャッターチャージ時(つまりフィルム巻き上げ後)のみシャッターボタン半押しで電源が入り、露出を合わせシャッターを切ると消灯するようになった。その代わり点灯時間は15秒/実測となった。いずれも健全な改良として受け止めている。勿論「進化した」と云うほどではない。普通のカメラでは当然のことなのだから、ベッサもOEM用一眼レフボディのチープな改造版をようやく脱したと言えよう。
ただしここでもまだ改善のいることがある。「シャッター半押し」が相当に深く、かなりレリーズ直前の場所になっている。Rでは丁度半分程度の場所で生理的にも違和感がなかったが、R2の場合、上述したとおりシャッターボタンの圧が重くなった上に深くなったのだから慣れるまでは「粗忽な人」や「急いでいる時」は気をつけないと思わずシャッターを切ってしまうかも知れない。勿論、慣れれば解決できる範囲なのだが、Rでの適切なシャッター圧と半押しポイントの設定をどうして変更したのか理解できないのである(これも3台試したので個体差ではない)。
苦言はこのあたりにして先へ進もう。シャッター速はB・1−2000(ストロボは125以下でシンクロ=当然にホットシュー、珍しくX接点も別にある)で、この手のカメラとして不足はない。メカニカルシャッターの安心感もあり、信頼性/正確性もライカのシャッターを凌いでいるだろう。たしかに切ったときの「ペシャン!」は無粋だが、漏光防止用のシャッター遮光板といい必要かつ充分なものだと思う。おそらくコシナは次のベッサMでは私の気づいた問題点とともに、この無粋さも解決してくるだろう。その度にボディを買わねばならず「安い」と云っても「高くつく」ことになる。でも儲からないと開発も研究もできないのがメーカーなのである。私はおおいに「乗せられる」ことにしている。

さて距離を合わせる。これはRと同じで極めて高い品質である。人からは「距離計像がずれる」と耐久性についての指摘がされたが、Rも含めて私はそれを特に感じていない。しかし使用頻度が低いので本当のところは何とも言えない。確かに最近の国産RF機のヘキサーRF−フジTX−1ともに距離計像のずれが出て調整が必要であった。R2はたくさん使ってみて結論を出そう。しかし前記国産2機種より距離計自体は断然いい。ちょっと暗めだが、ファインダー像全体の見え方、距離計像の分離と合致、フレームの綺麗さなどM6よりいいと感じることすらある。あとはライカの0.72ファインダーと同じで目玉をグルグル回さねばならないが「28ミリ」のフレームは出るようにして欲しい。望遠側は90mmで充分だが広角は35mmまででは不足である。公式には別としてライカ型のRF機ではワイド中心の使い方が主となるので、35mmを中心とした焦点距離の振り分けとなり、どうしても28mmは必要だと考えられる。
フレームのマニュアル切り替えは面倒さもあるが、使ってみると多少の利点もある。私はズマロン35mmF3.5(写真の通り)のMの初期型を持っており、このままではMライカでは50mmのフレームが出てしまう。それがR2だとセレクターレバーを35の位置にしておけば、当たり前だが35mmフレームが出る。つまりはMマウントであればどんなレンズでもボディ側でフレームの設定となるのである。Lマウントレンズ+LM変換リングであれば何ミリ用であれ好きなフレームが出せることになり、極端な話は変換リング1個あればどんなレンズでも適切なフレームで見られることとなる。更に云えば多焦点レンズの可能性も出てくることになる。トリエルマーの自動フレーム変換システムは特許で守られており(Mマウント自体の特許は切れている)、他社は技術的には可能でも使えない。ヘキサノン21/35レンズがその見本である(外付けファインダーの利用)。そして日本お得意のズーム(この場合は多焦点)レンズが目の前にぶら下がっている。肝心のライカAGは多焦点化に消極的である。それなりに条件はできあがっている。つまりR2のフレーム変換システムなら、トリエルマー式ではない多焦点レンズの導入が可能なのである。勿論作業としては煩わしく、間違いは多々起こるだろうが、それは「慣れ」の問題で、トリエルマーを便利に使っている私としては「小さな問題」である。一眼レフを中心に使っていた頃も、ほとんど高性能なズームレンズで仕事をこなした。それほど悪条件下の野外でのレンズ交換はいやなものなのである。この際R2の話とは大きくずれるが、コシナ社にボディへ28mmフレームを加えた上で、複数ラインの多焦点レンズの開発を期待したいものである。

多少の問題点を残しつつ撮影を終える。フィルムの巻き戻しも古くから使われてきた方法である。底蓋のロックボタンを押し、巻き戻しクランクを引き出し時計回りに巻き戻す。クランクが小さく回しにくさもあるが、これも些細なことである。動きが軽くなったらお終い。最初に戻る。

ベッサRと違い、Mマウント/改良されたボディにより、このカメラは多く使いたい。耐久性も試されるが、ようやくヘキサーに迫ってきたようだ(勿論「まだ」である)。ヘキサー/コニカのいき方とは異なるアプローチで、ライカを越えようとしているコシナにとってはひとつの分岐点と感じられる。おそらく次はAE機構とモーター付加だろうが、それでヘキサーに追いついたときには現在のレンズ/アクセサリー、何よりノウハウの蓄積がものを云い、商売としても成功するであろう。依然としてライカイーターはコシナだろう。タムロンがブロニカを併合したように、ライカだけではなくOEMメーカーが得意先であるカメラメーカーを食うことが可能かどうか、何でも起こりうる時代、関心はつきることがない。

R2とR、表面処理のおかげで光が乱反射し、R2が少しグレイっぽく見える。

最後にMマウントの問題を考えてみる。特許は切れているものの、ライカもマウントの図面を公開しているわけではない。コニカはうまく作ったが、オリジナルとは多少のズレがあるようで些末な問題も生じている。ミノルタやコシナは正式に提携したためノウハウを得ているのだろう。カタログにもはっきりと「Mマウントレンズ対応」と謳っている。コニカの「動作保証はしない」のとは対照的である。今後の展開は興味深い。ライカのOEMを引き受け、かつライバルにもなる。不思議な関係である。おそらくボディはM、レンズはLという二重構造はそこら辺から決められたことなのだろう。とは言えベッサTで取りつかないレンズが存在したり、無理につけるとシャッターを壊してしまったり(私の友人もホロゴンM改を着けて壊してしまった)それらのアナウンス不足が露呈したり、相応の不備はあった。今回はマウントの内側を広げて取りつけられるレンズの範囲を拡大した。ズミクロン35/7枚玉・ズミルックス35/球面である。しかしまだ以下のレンズが取りつけ不能なので要注意(ボディを壊す可能性があるので)である。

ホロゴン15mmF8   スーパーアングロン21mmF4/3.4   エルマリート28mmF2.8/1st   DRズミクロン50mmF2  以上は公式な発表  これらに加えてLマウントレンズも後部の突出したものや特殊な構造のものは無理である。

積んでみた。やはりR2はグレイに見える。滑面のRは真っ黒だ。レンズはRはカラースコパー50mmF2.5、R2はカラースコパー35mmF2.5+LH−2フード。小さなレンズに憧れがある。

*今後もう少し使い込んで改訂していきたい。どうしたものかこのボディを好んでいる。

*追補1/山陰旅行に持っていった。理由は冬の山陰は雪や時雨が多く、ヘキサーやM7などの電気カメラは持って行きにくかったこと、今回はボディ1台レンズ1本での撮影のためと、雪の中でMライカのフィルム交換がリスクが大きいため、「新しいカメラ」なので信頼性が(シャッターや露出計)あるため等であった。昔からの「ごく普通のカメラ」の使い勝手で、実際にフィールドで使うとその感が強い。少し安物っぽい操作感も色々な操作系の適切な配置と共に違和感がまるでない。唯一気に入らなかった「ペシャン!」と言うシャッター音も風が吹き波の立つ野外調査では何一つ耳障りではない。部屋で触るのとは違った使用感である...もう少し野外へ持ち出したい。 ただ一つ問題点はメーターがcds並の応答の遅さである。シャッターボタン半押しの最初の反応は早いのだが、そこから絞りを変えてもスパッと発光ダイオードの光が左右に動かない。寒さが関係あるのかも知れないが(これは今度実験する)反応に不安を感じた。しかし実際の現像の上がりを見ると適正である...もちろん慎重に測光したのである。たぶん気軽にポンポンとメーターどおり撮っていたら少しバラツキが出そうな気がする。 やはりマニュアルの露出計はライカM6が数段上と言えそうである。それとカラースコパー35mmは案外逆光に弱かったこと...フレアは薄く全体に出るためあまり普段は感じないが、雪中ではハッキリと分かる。これがフレアだけでなく画質の低下をどうしても伴うのである。今後は着いている短いフードではなく、上の置き撮り写真のように深いメタルフードを装着して使おうと思う。それとコンパクトなのは良いが絞り環が操作しにくい...絞り優先AEなら問題ないが、マニュアル露出だと具合悪い。このところヘキサーやCLE.M7ばかり使ってきたので余計にそのように感じるのだろうが。

*追補2/読者のベッサR2ユーザーから貴重な情報が寄せられたので掲載する。このように経験に基づいた情報はユーザー全体に有益であり、メーカーにとっても次の改良のために重要だと思われる。

「新発売された昨年4月にカラースコパー50mmレンズと共に購入、ひと月ほど使用したのですが、シヤッターレリーズの重さと、露出計電源ONまでの押込みの深さに馴染めず結局処分しました。この事は、貴殿の「カメラ談義55」に有ります下記文面にも記述されています。」

**ただしここでもまだ改善のいることがある。「シャッター半押し」が相当に深く、かなりレリーズ直前の場所になっている。Rでは丁度半分程度の場所で生理的にも違和感がなかったが、R2の場合、上述したとおりシャッターボタンの圧が重くなった上に深くなったのだから慣れるまでは「粗忽な人」や「急いでいる時」は気をつけないと思わずシャッターを切ってしまうかも知れない**

「昨日、大阪の某カメラ店に行った時に、ま新しいベッサR2の中古品が有りましたので、触らせて貰ったのですが、シヤッターレリーズの感触が、記憶にある昨年のR2と違っていました。レリーズ音の大きさ高さは同程度と思いますが、電源ONまでの押込み具合が、明らかに改善されていると感じました。早速、新品の箱を開けて貰って、確認しましたが、やはり改善されていると判断しましたので、ウルトロン35mmと一緒に、購入してしまいました。フィルムを入れての使用は、未だですので、他の改良点については判りません。」......原文のまま。ページを借りてお礼いたします。

*追補3/とうとう最新のレンズ(ノクトン35mmF1.2)はMマウントで出た。ボディはM/レンズはLという図式は崩れたのだろうか?肝心のライカも他レンズメーカーとのOEMレンズが増えていることもあり、銀塩アナログカメラの市場の維持にはいい事だろうが、独自性はどこかへいってしまう。このままではライカワールドの将来にも影響が大きくなるだろう(そこまで心配は不要=私の現役の間は保つだろうから)。

久美浜への旅で友人が取材中の私を撮る=ベッサR2もライカ以上に「隠れるカメラ」である。どう見てもCLEやR2はライカより素人っぽくて実に役に立つのである。

                      nagy

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