カ メ ラ 談 義
私はフィールドカメラマンです。野外に出て、主に海、川、湖など水辺の人々の暮らしの成り立ちと景観の意味を撮り続けています。振り返れば高校生の時、クラブで天文写真を撮り始めて、もう45年以上もカメラと付き合っています。このページでは堅苦しい芸術論や写真の学術性について述べるつもりではなく、今まで使ってきたカメラやレンズのよもやま話をアマチュアやこれから写真を始める人、技術者や研究者でカメラの知識の必要な人々に写真雑誌とは違う、あくまで使う者の視点で伝えたいと思います。幸い私は写真そのものだけではなく、カメラと云うメカについても関心があり、初めて使う時その都度テストしデータをとっており、役に立つ情報となるかも知れません。と云うのも、ここで対象とするカメラはオートフォーカスカメラ以前のメカニズムを持つもので、多くがもう生産しておらず、もしそのようなカメラを望むなら、中古品か残った僅かなカメラの中から選ぶしかないと云う状況を考えた時、私の知識が少しは役に立つと思いますし、全ての人に、また全ての状況でとの一般化はできませんが、そういう種類のカメラが良い写真を撮るために必要だという信念を持っているからでもあります。そのような訳で逐一解説をして、新知見の情報に書き換えていきますので、時々覗いてみて下さい・・・「カメラはどれも良いカメラ」です。 ここに書かれている内容は2000-2005年の間に書かれたもので「現在」とはズレている可能性がありますが、カメラ探索の一助となれば良いと思います(たまに改訂します)。 2005年にデジタルカメラに移行したために、まだ書きたいことはたくさんあるのですが当分の間はお休みですm(_ _)m |
ライカ ズミクロン 35mmF2 ASPH | ライカの新世代レンズの代表格、暗いところでは特に良好 | |
キャノン FD24−35mmF3.5 ASP | 小ズーム比ながら実用のワイド域をカバーする高性能レンズ | |
ライカ M5 | 私の好きな弁当箱型ライカ。白黒3台とも1972年製 | |
ライカ M2 | 田舎の小さなカメラ店で買った、不思議のライカ(1958モデル) | |
ライツミノルタ CL | 1976年初めて手にしたライカ。小粋な写真機である | |
ジュピター 35mm.50mm.85mmL | ロシアンライカレンズの傑作レンズ。想像より良く写る | |
アベノン 21mm/28mmL | 職人気質のメーカーの作った、優秀レンズ | |
流転の中判カメラ | 中判カメラ遍歴の果てに、二眼レフにたどりついた | |
ミノルタ オートコード | 国産最高の二眼レフと思う・・・ローライTテッサーとの比較 | |
コニカ ヘキサーRF | 一足飛びに未来のライカを見た。一番実用的なライカM(あえて) | |
「ライカに追いつけ!」−1 | キャノンセレナー35mmF3.5とライカズマロン35mmF3.5 | |
ライカ ビゾフレックス3 | エルマー65mm・テリート200mmの性能も見てみよう | |
ライカ トリエルマー 28-50-35mmF4 | ズーム時代へのライカの回答。意外性のライカレンズであった | |
ライカVFとエルマーコピーレンズ2種 | トプコール5cmF3.5とインダスタール50mmF3.5 | |
トプコン スーパーDM | 私と青春時代を共に過ごした、先進の一眼レフ | |
オリンパス ペンFT | 最初に手にした学術用(望遠鏡・顕微鏡)のカメラ | |
ライカ M6 | クラシックなライカ、それでいてモダンなM6 | |
コニカ C35 | コンパクトカメラの草分けのC35の3世代を見てみる | |
ライカ DRズミクロン 50mmF2 | 近接撮影もできる、エアーレンズズミクロン −1957− | |
フジフィルム TX−1/TX−2 | 使えるフィールドカメラ。まさにシネマスコープの世界 | |
キャノン T80 | AF競争に呑み込まれた非運のマルチプログラム機 | |
フォクトレンダー ベッサL | ご存じ、コシナの作ったライカマウントのワイド専用機 | |
ライカ エルマー 50mmF2.8 | エルマーM50mmF2.8の新旧比較 1962・1996 | |
コダック レチナ3C | 最高の散歩カメラ。クセノンの絶妙な描写を楽しもう | |
ミノルタ CLE | CLE−Uに乞うご期待。夢は三度ある(無理とは思うが) | |
ライカ ヘクトール・エルマー 135mm | ライカの望遠を使いこなそう。特にこの2本は注目して欲しい | |
キエフIV・ジュピター 50mmF2 | たくさんの困難さやリスクと闘いつつ写す。結論は良いカメラ | |
ライカ ズマリット5cm F1.5 | 想い出をのせて私の所へやって来た、麗人のズマリット | |
ヤシカ マット124G | 最後の国産トラディショナル二眼レフ。いいカメラだ | |
ライカ エルマリート 90mmF2.8 | エルマリート90mmF2.8の新旧比較 1960−1998 | |
Vivitar 27mm USA | オモカメワールド、リンク記念。オモチャでもちゃんと写る | |
フォクトレンダー ベッサR | コシナが放つベッサの第2弾。+ニッコール35mmのテスト | |
ハッセルブラッド 500C/M | 江戸の仇を長崎で打ったカメラ。中判の本命か・・・ | |
「ライカに追いつけ!」−2 | ライカズマロン35mmF2.8とキャノン35mmF2.8 | |
インダスター 50mmF2.8−F3.5L | ロシアンレンズの第4弾。ジュピター以上に実用性がある | |
フォクトレンダー ビトマチック2 | オリジナルフォクトレンダー。カラースコパー50mmF2.8付 | |
ズミクロン M35mmF2/6枚玉 | 人気は今ひとつだが、実力充分の第二世代ズミクロン | |
ズマロン 35mmF3.5−M3 | M3用のレンズとして地味だが、実力は充分ある | |
ズミクロン 35mmF2−M3 | M3用の8枚玉ズミクロン。「神話の彼方」のレンズ | |
フジカ GW690 | 中判フィールドカメラの決定版。90mmレンズは素晴らしい | |
キャノン 28mmF3.5L | CLEと共に蘇った、国産28mmの草分け的なレンズ | |
ニコン S2 | ライカに似ていないライカ・・・孤高の国産レンジファインダー機 | |
ミノルタ スーパーロッコール 45mmF2.8 | Lマウントの有名レンズ、「梅鉢」登場・・・意外に使えるレンズだ | |
キヤノン 35mmF1.5L | 発売当時世界最高の明るさだった・・・私の最初のLレンズ | |
キヤノン P | キヤノンRF機の勝利を決定づけたモダンなLマウントボディカメラ | |
フォクトレンダー ウルトロン 28mmF1.9 | 今までのフォクトレンダーレンズから一歩前進した最前線のレンズ | |
ニッコール 35mmF2.5SとL | これに同居するライツ・ツァイスレンズのテイストを楽しもう | |
ズミクロン 35mmF2/7枚玉 | 私が一番多く使うズミクロン35。その魅力はどこにあるのだろう | |
ニコノス−V 35mmF2.5 | 野外調査用に買ったが、案外日常にも使える一生モノのカメラ | |
エルマー 90mmF4/トリプレット | 持つにも写すのにも「小粋な」レンズ・・・90mmを使おう | |
エルマリート 28mmF2.8 2nd | 使いでのある1970年代のコンテンポラリーなレンズ | |
ライカ M3 | 伝説のカメラ。しかしまだまだ現役のカメラである | |
キヤノン VT | 「ライカに追いつけ!」のキヤノンのモダンボディ | |
エルマー 35mmF3.5 | 耽美派のための古き良きレンズ/コーテッドエルマー35mm | |
コシナ=フォクトレンダー ベツサR2 | とうとうMライカシステムに本格参入したコシナのボディ=良好だ | |
ライカ M7 | 期待を裏切らなかった、私の愛するライカM型AEカメラ | |
ライカ II C | 私にとってバルナックライカの粋はこのカメラである | |
キヤノン 7 | キヤノン最後の、そしてついに完成しなかったRF機 | |
安原一式と安原50mmF2.8レンズ | 残念なことに廃業となってしまった安原一式とレンズの評価をする | |
コシナ=フォクトレンダー ベッサフレックス | ずいぶん長く一眼レフを使わなかったが、これはサブに使えそう | |
コシナ=フォクトレンダー ベッサ R2A | ブームは去ったが、熟成されたベッサが異彩を放つ | |
ライカ MP | 最初は時代遅れと思ったが、なかなかいいライカだ。 | |
ニコンS3−2000 | ようやくS3にたどり着いた。文句なく愛すべきニコンだ。 | |
コシナ=ツアイス・イコン | もう最後と言いながらの新型ライカマウントボディ。 |
最新「カメラ談義」モデル
Φ撮影例が各頁に入っていますが、私のスキャナーの性能では細かなことは分かりません。あくまで参考と考えて下さいΦ